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一般歯科

虫歯治療

患者様に寄り添った
痛みの少ない治療

虫歯は治療せずに治ることはなく、進行する一方です。そのため、できるだけ早く治療につながることが重要です。とはいえ、治療の選択肢は複数あるので、患者様のご要望に寄り添うためにしっかりとカウンセリングを行います。また、患者様の苦痛を回避するために、できるだけ痛みの少ない治療を提供することにも尽力しています。

  • 虫歯の原因

    突然ですが、「虫歯になる原因」ってご存じでしょうか?
    「歯ブラシをしていない人!」もしくは「磨き残し!」と思われる方が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。
    なかには、歯ブラシ回数が少なくても虫歯になりにくい方もいらっしゃいます。
    実際に虫歯でご来院される方の多くは、奥歯や歯が重なっている箇所など、磨きにくい箇所のことが多いです。まずは磨き残しがなきようにしましょう。
    当院では、ブラッシング指導もわかりやすく体感して覚えてもらえるような体制にしております。
    もし一方で見落としがちな原因は、間食が多かったり糖質が多い食事などの食生活の乱れです。
    すると虫歯菌が活発に動きやすくなり、結果虫歯になりやすい口腔内となってしまいます。
    まずは、しっかりと治療しましょう!その後はまた治療を繰り返さないように、予防をしっかりしていくことが当院のポリシーです。

    • 虫歯菌

      虫歯菌がお口の中に繁殖するほど、虫歯が発症、進行するリスクが上がります。そのため、お口のケアを丁寧に行うことで、できるだけ細菌を減らすように心がけましょう。

    • 糖質

      虫歯菌は糖分を取って酸を出し、歯を溶かしていきます。そのため、糖分が多い飲食物を多くとるほど虫歯のリスクは上がりますから、食生活への注意は欠かせません。

    • 歯質

      虫歯菌の量は同じでも、歯質によって虫歯のリスクは変化します。歯質を強化するにはフッ素が有効なので、歯科医院のフッ素塗布や、フッ素配合歯磨き剤を利用することをおすすめします。

    • 時間

      お口の中に糖分がとどまる時間が長いほど、虫歯のリスクは高まっていきます。そのため、ダラダラと食事を取り続けることや、砂糖を含む甘いおやつを頻繁にとることはできるだけ控えましょう。

  • 虫歯のレベルと治療法

    虫歯には、進行度のレベルがあり、C0、C1〜C4の5つに分類されています。
    大まかに言って、C0、C1なら自然回復する可能性がありますが、C2からはしっかりと治療していく必要があります。
    実は初期〜中期の虫歯では、痛みを感じることがほとんどありません。そのため、歯がしみるなど痛みを感じた場合、かなり進行してしまっています。
    もちろんそこから自然回復することはありませんので、放置してしまうとさらに進行して、最悪の場合、歯を抜く必要性も出てきてしまいます。

    1. C0

      虫歯になりかけの状態

      C0は、虫歯になりかけの状態です。
      表面のエナメル質が少し溶け始めて、白く濁ったり、溝が茶色くなります。この状態だと歯の再石灰化によって、正常に戻ることができます。

      治療法

      適切な歯磨きやフッ素塗布で治る場合があります。

    2. C1

      小さく穴が開いて
      黒や茶色に変色した状態

      C1は虫歯になってしまった初期段階です。
      痛みはまだないため、自覚症状がありません。再石灰化による自然回復は難しいですが、歯を削る部分はわずかで済みます。

      治療法

      虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。

    3. C2

      虫歯が象牙質まで進行し、
      しみだす状態

      C2は虫歯が少し進行して、象牙質まで到達した第二段階です。自覚症状としては、冷たい物や甘い物がしみて、痛みを感じるようになります。早急に治療をしましょう。

      治療法

      虫歯に冒された部分を削り、インレー(詰め物)やレジンで補います。

    4. C3

      虫歯が歯髄まで進行し、
      激痛がある場合

      C3は虫歯がさらに進行して、歯の神経(歯髄)まで到達してしまった第三段階です。神経に炎症が起きているので、かなりズキズキと痛みを感じます。

      治療法

      神経を除去し、神経が入っていた菅(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せます。

    5. C4

      歯冠部まで溶けてしまい、
      痛覚がなくなる状態

      C4は虫歯の最終段階で、歯の上部はもはや溶けてしまい、ほとんど根だけ残った状態です。ここまで来ると、神経が死んでしまうので、痛みはなくなりますが、抜歯しか治療方法がない場合が多いです。

      治療法

      多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、入れ歯やインプラントなどで失った歯の機能の回復を図ります。

  • 神経を残すための
    ”MTAセメント”

    MTAセメントは、殺菌性や封鎖性の高さから、神経を残す治療に有効な素材です。神経部分に使用することで、再感染を防いで神経を残すことに役立ちます。

    アメリカで1998年から販売されており、成分や外観は建築で使用するセメントと類似するものです。ただし、建築に使用するセメントより粒子のサイズが非常に細かいですし、人体に使用するために有害物質も徹底して除去されています。

  • MTAセメントのメリット

    殺菌作用がある
    MTAセメントはアルカリ性であることで、高い殺菌効果を持っています。これによって神経に起こる細菌感染を防ぎ、神経を保存することに役立ちます。
    封鎖性がある
    MTAセメントは水分によって膨張するので、歯の根などの使用した場所を封鎖してくれます。これによって空気を遮断するので、神経などの大切な部位に再感染が起こることを防ぎます。
    身体に優しい
    MTAセメントは人体に害が無い優しい素材として作られています。そのため、歯の破損部を埋めるだけでなく、歯の根の封鎖に有効です。また、周辺にできる新しい組織は、やがて身体の一部となります。
    親水性が高い
    お口の中には唾液や血液などの水分が多くあるので、流れやすい素材は使用できません。一方、MTAセメントは親水性が高く、水分があっても硬化できる特徴を持っています。そのため、根管の封鎖に適した素材として利用されています。
  • 料金案内

    料金 55,000円(税込)
    治療期間 1日
    治療回数 1回

    MTAセメントの注意点

    • 保険が適用できない薬剤のため自由診療となります。
    • 虫歯の侵食具合など、状況によっては違和感や痛みが残る場合もあります。そのためすべての症例にMTAセメントが使用できるわけではありません。

治療後は定期検診へ

どの治療においても、治療が終わったからと言って通院をやめるのではなく、定期検診に移行することをおすすめしています。検診にお越しいただければ、虫歯や歯周病を含む問題のチェックだけでなく、お口のクリーニングやフッ素塗布などの予防処置、ブラッシング指導などを行います。
良好な口腔内状態を保っていくために、ぜひ定期検診にお越しください。

予防歯科
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